コスメティック 注目企業に聞く 株式会社organy

日本初のカンナビジオール(CBD)配合のスキンケアシリーズ『ラグゼ シービーディー プラス』などCBD製品を積極的に展開する株式会社organy(オーガニー)。商品開発や今後の展望などについて代表取締役鈴木浩紹さんにお話をうかがった。

–まずは「株式会社organy」について教えてください。–
私たちは植物の持つ力、とりわけカンナビノイドに大きな期待を寄せ2015年12月に設立いたしました。
カンナビノイドとは哺乳類が体内で生成する物質で、身体の調節機能をコントロールする大事な役割がありますがストレスや加齢により分泌能力が低下してくると健康の維持や免疫力を保つことが困難になってしまいます。近年の研究でヘンプ(産業用麻)由来のCBDには、体内で減少したカンナビノイドを外部から補える力があることがわかり、CBDを配合した健康食品や化粧品が世界的に注目されています。弊社では様々な商品を開発して、そのニーズにお応えしていく方針です。
事業内容といたしましては、CBD配合のコスメ商品や健康食品、ペットサプリの開発・製造・卸販売です。他に食品原料輸入もおこなっています。
商品の販売は美容サロン様や小売店様への卸しに主軸をおきながらもヤフーショッピング、自社ECサイトなどインターネットでの販売もおこなっています。

–これまでの取り組みの中で流通、店頭での商品の動きなどについてどのような傾向がありますでしょうか。–
創業から最初の約2年はCBD配合コスメの開発が主な活動でした。
流通、販売の活動が本格化してまだ2年程度なのですが、美容サロン様の店販や小売店様含め御好評をいただいております。また、小売りに関しては従来からの女性のニーズに加えて、男性や海外の方からの御購入も目立ってきています。

–商品内容や特徴について教えてください–
コスメに関してはCBDを配合した「ラグゼ シービーディー プラス モイスチャーリッチローション」と「ラグゼ シービーディー プラス ハイブリッドクリーム」が主軸になっています。このスキンケアシリーズは、皮膚調整力のあるCBDと保湿力に優れたアサ種子油を中心に、お肌が本来持つ力を引き出すことをコンセプトとした商品です。
「モイスチャーリッチローション」はアラントイン、トコフェロールが肌リズムをサポートして、乾燥や紫外線からのダメージを引きずらないお肌に整えながらトラブルレスな素肌力とみずみずしいお肌へ導きます。
「ハイブリッドクリーム」は美容クリーム成分のしっとり潤う保湿力と、美容オイル成分の水分蒸発を防ぐバリカ力の2つの機能を兼ね備えることが大きな特徴で、グロースファクターやBCAA、天然保湿因子(NMF=アミノ酸)と各種セラミドといった先進美容成分を配合し、特に乾燥やキメの乱れといったエイジングサインの気になるお肌をサポートする処方設計となっています。
CBDの他にも注目の先進美容成分を多種配合していることでお求めやすい価格とは言えませんが、他社製品とは成分に関し差別化が図れていると考えておりますし、御利用者様からいただいたフィードバックが答えであると確信しています。

–5年目に入るorganyですが2020年に向けて、今後はどのような取り組みを進めていくのでしょうか。–
大きく3つの指針を掲げています。
まずはやはり既存主軸商品の拡販、既存のお客様へのサービスの拡充など既存商品へのマーケティング活動です。
次に、新商品の展開です。体内で減少したカンナビノイドを外部から補えるペット用のCBDオイルを既に販売していますが、人用のCBDオイルも来年2月に販売する予定です。
そして3つ目はやはりorganyの特徴の一つであるCBDに関する商品の品質向上を目的とした今まで以上の研究開発への取り組みを積極的におこなっていくことです。
既存の御取引先を大切にしながら新規取引先のニーズにも応じていきたいと考えており、そのためにより良い商品開発に今まで以上に注力していきます。

株式会社organy、来年はまた一つ進化チャレンジの年として活動を進めるのでしょう。
流通における競争が激化していくコスメティック分野の中でも積極的に商品開発や販路開拓に進んでいく株式会社organyに注目したい。


関連する記事

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る