ヴィンテージ文具×カフェバーの古き愛おしき物に囲まれた空間が押上の街に誕生!
シンプルに誰もが持っている「好きなもの」と「感謝の心」を店名に
誰でもお気に入りのアイテムやこだわりの1品というものを持っている。
子供の頃から様々な「モノ」に興味を持ち好きだった、大人になってたくさんの人に「感謝する心」の大切さを知った。店名は「好きなモノと大切な気持ちをシンプルに足した」と話すのはヴィンテージ文房具の輸入販売と『BUNGU BAR』というカフェバーを展開するお店「THINGS ‘N’ THANKS」のオーナであり店舗をプロデュ―スした島本彩子さん。
古き愛おしき物に囲まれた空間
今年6月に押上スカイツリーの近くにオープンした「THINGS ‘N’ THANKS」はおそらく日本で唯一であろうヴィンテージ文房具店とクラフトビールやコーヒーなどのカフェメニューが楽しめる併設の店舗だ。
昨年期間限定で自由が丘に展開していた THINGS ‘N’ THANKS。
本格展開により店舗移転に向け場所探しはじめたのはまだコロナが社会を騒がす前の
昨年から今年早々の事。
雑貨、古着、ヴィンテージなどのワードから想像するに下北沢や高円寺などのエリアに目が行きがちだがソラマチやミズマチと今まさに進化をしているこの街の風景と物件を見て島本さんは直観的にこの場所を選んだ。
オープンして4ヶ月余りが経過、ヴィンテージ文具×カフェバーの古き愛おしき物に囲まれた空間がつくるその世界観に街行く人々がしだいにお店の前で足を止めるようになった。そして吸い込まれるように店内へと入っていく様子はコロナ禍での現在でも負けずにヴィンテージ文房具ファンと心地よいカフェタイムを過ごしたい人々が集う場に確実になりつつある。
強みを生かしてさらにヴィンテージ文房具ファンの期待に応えていく
これまでの実績で仕入れ先もまとまってきた。
ヴィンテージ文房具はバイヤーとやりとりし独自のルートで仕入れ、
更に島本さんの視点で絞り込まれたアイテムが店内に並ぶ。
最近では手帳にヴィンテージのラベルやチケットを貼り合わせるジャンクジャーナルの流行りを背景とした女子文具トレンドの影響のせいか主に20代~60代の女性客が紙物を目的に大勢来店するという。
ヴィンテージ文房具が並ぶ空間は文房具を飾るところは白壁にし単品で置くのではなく使い道や見せ方でストーリ性を持たせワクワク感を演出。
そのままディスプレイを自宅で飾りたい方のニーズにもこたえている。
居心地の良い飲食空間
アルコールは主にクラフトビールを提供しているということもあり、
昨今のクラフトビール人気の影響でビール好きも立ち寄ることが多い。
カウンターに座り、ヴィンテージ文房具を眺めながらのクラフトビールを堪能できるのはとても心地よい。今後は食のメニューも検討していくという
島本さんが手がけたサービスの形は来店されるお客様にとって未来に進化していく押上というこの街の中で懐かしい時間、あるいは今の時間を忘れさせるというまさに温故知新の空間と言えるのではないだろうか。
強みを生かしながら空間づくりへ
今後は「THINGS ‘N’ THANKSのブランド強化の一環として一点モノへのこだわりも強めていくそうだ「ヴィンテージ文房具浸透への貢献と同時に飲食空間のプロデュ―スにも積極的に活動の幅を広げていきたい」と島本さんは今後の展望を語る。
業種問わず店舗のオーナーの方にも様々な発想のヒント、アイデアを見出せる空間となっているので訪れてみてはいかがだろうか。
今後の島本さんが示すヴィンテージ文房具カルチャーの広がりと居心地の良い空間づくりに期待したい。
https://www.things-and-thanks.com/